カタールワールドカップ日本代表として活躍した、現在21歳の久保建英選手。
現在はスペインのレアル・ソシエダに所属し、毎試合のように活躍し世間を賑わせています。
久保建英選手は9歳からスペインのバルセロナの下部組織に所属していたという経歴の持ち主です。
そんな小さな頃からサッカーが上手いなら今の活躍も頷けますが、そもそもどうしたら、そんな人生を歩む事が出来るのかと気になりました。
そこで調べてみると、どのように9歳でバルセロナの下部組織に入ったかを描かれた書籍が発売されていました。
久保建英選手の父、久保健史さんが著者の「おれ、バルサに入る!」です。
夢を追う子どもに対し、親がどう取り組んで来たかが書かれており、小さな子どもを持つ親としては、子どもとどう向き合っていけばこんな天才に育つのか、その教育方針に興味をそそられました。
育児本としても面白そうだなと思い購入しようとしたのですが、ビックリ。
新品ではもう発売されておらず、中古品のみの扱い。
驚いたのがその値段。
簡単に買える本ではありません。
おれ、バルサに入る!の電子図書は無いの?
その金額から、購入するのに躊躇した私は電子図書での購入を思いつきました。
しかし残念ながら電子図書での発売は見つける事が出来ませんでした。
結局中古本を4,200円で買った
そもそも私自身サッカー経験はほぼ無く、生涯のサッカーに触れた時間は社会人になって仲間内で作ったチームの数合わせで参加した地区リーグの1試合のみ。それも途中交代した記憶です。
そんな私ですがワールドカップでサッカーの面白さ、スポーツの素晴らしさに触れ、ある感情が湧いてきました。
「息子にサッカーをしてほしい」です。
いつか息子が「バルセロナに行きたい!」と夢を語り始めた時に慌てずに対処できるよう購入を決意しました。
おれ、バルサに入るを安く読むには
購入し読んだ後、よく考えたら、図書館に行けば良かったのではと思いました。
素晴らしい本ですし、買うのは図書館で読んでからでも良いかもしれません。
近くの図書館に目当ての本があるか調べられるサイトもあるので、調べてみても良いかと思います。
そのまま貸し出し予約も出来るし便利です。このサイト。。。
おれ、バルサに入る!を読んだ感想
非常に面白い本でした。
天才を育てたその教育方針が詰まった本です。
スペインの地で現在3位のチームのエースとして活躍し、負けた試合でもMOMに選ばれたり、リーグのベスト11に2週続けて選ばれたりと、現在の活躍を見ればその教育方針に間違いはなさそうです。
私自身サッカーの経験はほぼ無く、かつ息子も全くサッカーに興味がない状態ですが、非常に読み応えがありました。
子どもの夢を叶えるのに親がどれだけ本気になれるかが大事であるか、そして自然と天才には育たないのだなと痛感させられました。
久保建英選手のお父さんは株式会社ミサワホームに勤めるサラリーマン。
仕事と育児を両立されており、今では2020年時点では人事部長を務めておりとても優秀な方です。
異動ニュース (ミサワホーム)
本当に息子が4歳のうちに読んでおいて良かったと思える本でした。
内容はまずバルセロナの下部組織カンテラに入るために行った事が書かれていました。
まずバルセロナの下部組織に入るためどのようなルートを選択したか、そしてどのような練習をしたか等が書かれており、当たり前ですが成功を納める戦略的な進めなければならないと考えさせられます。
そして育児本としても役に立つ内容も書かれていました。
積極的な性格にするために、幼稚園に入る前から年を跨いだお兄ちゃん、お姉ちゃん達と交友が持てる自主保育グループに参加したとあります。
インタビューなどから受ける、久保選手のアクティブかつユーモラスな性格は幼少期から育まれていたのですね。
そしてサッカーに集中させるために家におもちゃを置かないなど徹底しています。
やはり天才の才能を開花させるのも親の影響は大きいと感じます。
サッカーを上達させるというより、育児本としての内容が充実している章もあります。子どもの才能を開花させたい方にとっては当たり前の内容かもしれませんが相当な覚悟を感じる内容でした。
そして、そもそもサッカーを好きにさせたやり方が載っていました。
我が家の場合は息子はまだ全然サッカーに興味がないのでここでの内容が一番重要でした。
サッカーに限らず、様々なジャンルでも応用の効く育児本としても役に立つ内容でもありました。
次に実際にバルセロナに入るために行っていた練習内容が載っています。
こちらのサイトで少しだけ読めます ⇨ 文藝春秋BOOKS
バルセロナがどのようなスタイルを好むのか、コーチがどのようなプレイを評価するのかといった事から逆算して行っていた練習や、サッカーを楽しむため、基礎的な能力を高めるための練習などサッカー少年の親なら役に立つだと感じました。
この本にどれだけの価値をつける事が出来るのかは自分次第ですが、本の内容を実践してまずは息子がサッカー好きになってくれる事を願います。